オカヤドカリは、熱帯から温帯の暖かい地域に生息し、海辺近くの陸に住むヤドカリで、カニやエビと近い仲間になります。日本に住むオカヤドカリは、すべて「天然記念物」に指定されていて、勝手に捕獲する事は禁じられています。日本で販売されているオカヤドカリは、国から許可を受けた業者が期間と捕獲量の制限を受けて採集されたものです。
背中の貝殻は自分の体ではなく、自分の体に合った貝殻を探して身に付けています。
そこから「宿借り(ヤドカリ)」と名づけられました。
オカヤドカリは脱皮を繰り返して大きくなりますが、成長して身につけている貝殻が狭くなってくると新しい他の貝殻を探して引越し(貝殻を変える)をします。
基本的には夜行性で、食性は雑食。魚の肉からフルーツ、
野菜など色々なものを食べています。 |
|
 |
|

■飼育の適正温度は22〜28℃。 湿度は60〜80%が適正です。 |
■出来るだけ大きな容器に少ない個体での飼育が基本
※プラケース(中)サイズ、30p水槽で、親指程の
大きさのオカヤドカリが2〜3匹。
■高い所にも登り、意外と力持ちなので飼育ケースは
フタがシッカリと確実に固定できるタイプがお勧め
です。
 |
 |
クリーンケース
シリーズ |
クリーンケース
フラット(L) |
|
|
■オカヤドカリは砂もぐりが得意。
敷き砂は個体サイズの2〜3倍の深さで
敷いておきます。
 |
 |
オカヤドカリの
サンゴ砂 |
オカヤドカリの
サンゴ砂(お徳用) |
■ケース内は定期的に掃除をしましょう。
砂も米を研ぐ要領で水洗いをしてゴミや汚れを
取り除き、その後、天日で干して清潔にします。
※オカヤドカリが脱皮の時期に入っているときは
隠れ家を移動させたり、砂をとりかえるのは控えて
そっとしておいてあげましょう。
水とエサ、表面に目立つゴミや汚れを取り除くだけ
にしておきます。
|
■宿替え用の貝殻は複数用意します。
オカヤドカリは自分が気に入った貝殻を見つけると
「宿替え」をします。 オカヤドカリ自身が選べる
ように色々な種類と大きさの物をいくつか準備を
してあげましょう。
 |
 |
 |
オカヤドカリの
宿替え貝殻(S) |
オカヤドカリの
宿替え貝殻(M) |
オカヤドカリの
宿替え貝殻(L) |
 |
ジオカヤドカリの宿替え貝殻
(LL) |
|
|
■水は必需品です。
新鮮な水が飲めるように用意しておきましょう。
スポンジに水を含ませておくと飲みやすく、
ケースの中の湿度調節にも役立ちます。
 |
 |
オカヤドカリの
プール |
オカヤドカリの
貝殻のエサ入れ |
■
食性は雑食。
専用フードと、時々野菜やフルーツ等もあげて
下さい。 塩分やミネラル補給も不可欠です。
 |
 |
オカヤドカリフード |
オカヤドカリの
ミネラルゼリー |
|
 |
|
■ 隠れ家と楽しいレイアウト。
オカヤドカリが安心して身を隠せる、ハウスなどの物陰を用意しましょう。
また、活動時間にはよく動きます。
高い場所に登ったりするのも大好きなので、立体的に動ける場所を作って楽しいレイアウトを
してあげてください。
サンコーのオカヤドカリ用品には南国気分でケース内を彩る用品がいっぱい!!
思い思いにチョイスして、小さなビーチを作ってあげましょう!
 |
 |
 |
ヤシの木 |
ジャングルジム
(アーチ) |
オカヤドカリの
ゼリー皿 |
|
|
|
■飼育での注意点■

※直射日光の当らない、温度変化の少ない場所で飼育しましょう。
※オカヤドカリは暖かい地方の生き物ですから、寒い所は苦手です。
飼育に適した「温度と湿度」に気をつけて下さい。
気温が15℃以下にならないように、寒い時期には容器を暖かい場所に
移したり、シートヒーターなどで温度が下がり過ぎないようにしてくだ
さい。
※オカヤドカリにとって、脱皮は成長のための大事業です。
飼育する上で、一番死亡事故が多いのがこの時期のトラブルで、
脱皮に失敗して死んでしまう個体も少なくありません。
脱皮は一ヶ月ほどかけて行ないます。(脱皮中は触らないように注意します。)
この時期には特に、水の補給や温度・湿度、に注意してください。
温度変化が少なく、暗く湿っていて、他の個体から干渉を受けない場所
(石や落ち葉や砂の中)が必要です。
|
|
※より詳しいオカヤドカリの習性や飼育方法は、専門の飼育書で確認して下さい。 |